佐賀大学 有明海総合研究プロジェクト
有明海観測タワーは、有明海奥部の海象と気象を総合的に観測するために、2006年3月に早津江川河口域(北緯:33°6′0.413〃、東経:130°16′26.094〃、旧観測タワーの設置地点)に設置された。 現在、観測タワーでは、海象関連の測定項目として潮位、潮流速、波高、塩分濃度、海水温、DO、pH、濁度及びクロロフィル−aが、また気象関連の測定項目として風向、風速、気温、雨量、日射量が1時間毎に測定されている。特にこれらの測定項目のうち、潮流速と水質(塩分濃度、海水温、DO、pH、濁度及びクロロフィル−a)については、それぞれ超音波ドップラー流速プロファイラー(ADCP)及び自動昇降式水質測定システムにより、海底から海面まで深さ50cm毎に測定されている。 これらのデータは、DoPa(携帯電話)型通信システムにより佐賀大学(農学部4号館)の受信用装置(PC)に1時間毎に送信、記録されている。