研究計画

微生物相研究部門

干潟域に生息する微生物相解析、微生物によるスミノリ病およびバルニフィカス感染症の生物学的防除法の確立

平成17年度 有明海海水及び泥土中に存在する微生物の検出と分離法を確立し、それらの性状を明らかにする。
平成18年度 DNAをマーカーとした干潟域の微生物群挙動の把握、スミノリ病の微生物学的防除法の確立、ビブリオ・バルニフィカスの16SrDNA解析による分類、有明海由来の有用微生物の検索など
平成19年度 DNAマーカーによる微生物相挙動と環境要因の相関解析、有用微生物によるスミノリ病およびバルニフィカス感染症に対する微生物学的防除法の確立
平成20年度 解明された微生物相の中の特定微生物の増減と栄養塩の挙動の相関が有明海生息生物に与える影響について解析する。
平成21年度 特定微生物の出現をコントロールする方法の確立とこと有明海の栄養塩の状態の制御により、赤潮の発生防御法を確立する。




食水系感染症研究部門

ビブリオ・バルニフィカス感染症の予防、基礎科学研究および治療

平成17年度 <テーブルフェーズ>
−予防と基礎医学研究の立ち上げ−
Vibrio Vulnificus患者新規発生の予防と県内における患者情報収集システムの構築、基礎医学研究の立ち上げ等
平成18年度 <デフィニッションフェーズ>
−基礎医学・臨床医学研究の推進−
感染動物モデルの確立,新規迅速同定法(合成基質培地、LAMP法)の確立,菌毒素に関する研究,カルテ分析による患者実態調査と新治療戦略の確立 等
平成19年度 <デベロップメントフェーズ>
−臨床医学的・基礎医学的研究の推進−
微生物を用いた新規治療法可能性検討,ワクチン開発等
平成20年度 <デベロップメントフェーズ>
−臨床医学的・基礎医学的研究の推進−
微生物を用いた新規治療法可能性検討、ワクチン開発、免疫クロマトグラフィーを利用した早期診断法の開発等
平成21年度 <デベロップメントフェーズ>
−臨床医学的・基礎医学的研究の推進−
微生物を用いた新規治療法可能性検討、ワクチン開発、免疫クロマトグラフィーを利用した早期診断法の開発等